はだか祭りシリーズ 岐阜市葛懸神社みそぎ祭り

情報提供:宇都宮のお祭り野郎<kobayashi@bekkoame.or.jp>
幸いの神木などを奪い合う岡山・四国の裸祭りに対して、愛知・岐阜の裸祭りは穢れを負ってくれる
神男(しんおとこ)に追い触れる追儺(ついな)行事です。そのいくつかを紹介します。

● スケジュールおよび祭りの概要
 開催日:12月第2土曜日(平成8年より)〜日曜日
  午後2時〜みそぎ始めの式が本殿で行われる。拝殿には正禰宜(ねぎ)、副禰宜(共に 
     赤色の鉢巻きと浄衣着用)そして便宜上定めた子供の禰宜(原則として正禰宜の長男
     が勤める。赤色の鉢巻き)を挟んで、祭典委員長ら役員(略礼服)が整列、神職による
     祝詞奏上、修祓の後、幣殿では小6の巫女による悪魔祓いの神楽が奉納される。
  午後3時〜1回目のみそぎが始まる。祭元の公民館から鉢巻きと丁字帯の裸男たちが、   
      浄衣を脱ぎ赤の鉢巻きと赤の六尺ふんどし姿になったシンオトコを勤める副禰宜を中心
     に円形の固まりをつくり、旋回しながら祭元を出発する。時々シンオトコを胴上げし、「わ
     っしょ、わっしょ」と掛け声を発してもみ合いながら西北へ進み、近島(ごんのしま)との
      境になる島栄町通りから引き返して境内に戻り修祓を受ける。祭典委員、浄場役の神職
    (2人)、楽人、大麻を奉持する正禰宜、神職、巫女、宮司、そして子供たちの集団、大
     人たちの集団の順になり、鳥居から出て左折し、長良川に向かう。600mほど進み、堤
     防を昇降して川原に着く。宮司の修祓後、裸男たちは注連縄で区画されたみそぎ場へ
     入り、多くは東方に向かって合掌しながら清流に身を沈める。川原ではたき火の炎が勢
     いよく上がっているが、裸男たちは暖まる間もなく再びもみ合いながら境内に戻り、副禰 
     宜を胴上げしたまま拝殿に納めて終わる。
   午後4時〜餅巻き(米15俵という)と芸能の発表会(昭和30年頃から始まった。)
   午後7時〜2回目のみそぎが始まる。        
   午後10時〜3回目のみそぎが始まる。        
     2回目からは正禰宜がシンオトコを勤め、副禰宜が大麻を奉持する。3回目が終わると
     宮司が大麻を川へ流す。
   午前0時〜神迎祭。祭元から宮司、神職(7名)、祭典委員長、正禰宜、副禰宜、責任
     役員の一行が、一連の神事を行い、祭神を迎える。幣殿から退場した随行者は小型の
     オミオクサマを食し、空になった土器を瑞垣等にぶつけて割る。
   午前10時〜本殿で大祭を行う。一連の神事が終わると、生贄の鯉をみそぎ場に返す。
     神職(3名)と、当年及び前年の正禰宜(略礼服)が長良川に向かいみそぎ場で修祓の
     後放つ。
 
● 交通手段
 JR東海 名古屋駅〜名鉄名古屋本線 新岐阜駅〜名鉄岐阜市内線
  忠節駅から徒歩10分。

● 飛び入り参加の可否:可
 参加者は各回みそぎ開始時刻(午後3時、午後7時、午後10時)の30分前に神社近く
 の池の上公民館で記帳すれば、「池上宮みそぎまつり」と赤字で染めた鉢巻きと、前垂れ
 に「厄除」の文字と注連縄の絵を赤く染めた丁字帯(越中ふんどし)が授与される。みそ
 ぎへの参加者たちには大根の煮付けを肴に酒が振る舞われる。やがて、鉢巻きと丁字帯
 の裸姿になり待機する。

● 祭りに関する問い合わせ先
 葛懸神社(かつらがけじんじゃ) 058−232−8770


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