【神輿みたまま】ミレニアム振り袖神輿 平成12年1月16日

★ 情報提供者:はっちゃん

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「寒中神輿の海中渡御風景」

 こんばんは はっちゃんです。今年も江ノ島で寒中海水浴をしました。そう今までにも何回かご紹介をしていますが、「寒中神輿錬成大会」という催しがことしも藤沢市の片瀬海岸で行われたんです。この神輿、去年までは成人の日にあわせて行われていたのですが、今年から成人の日ではなく1月第3日曜日にかわったんです。去年はNIFTYのフォーラムのメンバー5人でにぎやかに行ったのですが、今年は日がずれた関係もあってはっちゃんひとり。ちょっと寂しいな。

 少々早めの11時半に小田急線片瀬江ノ島駅に着いたはっちゃん、定宿の「紀伊国屋旅館」に直行しますが誰も来ていません。聞いてみると、「部屋は12時から予約が入っている」とのこと。サザエ丼の昼食で時間をつぶしてから旅館に戻り「Rさん」の名前で予約してある部屋に入ります。いました、いました。RさんS君その他おなじみの面々。湘南方面の神輿の時にお世話になっている人達です。挨拶して部屋にはいります。会費部屋代・入浴料1500円也をはらってUさんの脇に座って神輿談義を始めます。

1時集合で神事のあと神輿があがるんですから、ゆっくりしていいんですが、やはりなんとなくそわそわ、結局12時半には着替えてしまいます。ここの神輿は、面倒な支度はいりません。六尺一丁に足袋と半纏それだけ。帯もしません。帯なんかしていても担ぐとき、半纏を預ける人に迷惑なだけですから。本当は半纏なしでもいいのですが、褌一丁で浜辺まで駆けていくのがちとつらい。(でも若い連中には何人もいます。浜辺まで駆けて行って、焚き火にあたれば大丈夫。)

「厳かに神事が」

 1時に式典開催。今年から簡略化されたようで、○○議員等の挨拶はほとんどなし。神主さんの祝詞と新成人男女各一名や神輿の代表者達の玉串奉奠程度で20分程度で神輿があがります。最初は浜で神輿を揉みます。湘南流のどっこい担ぎ。堅い道路でやると膝に来やすいのですが、柔らかい砂の上では安心して担げますね。神輿は例年通り4基。片瀬諏訪睦・腰越小動會・藤沢伊勢睦・鳳龍睦です。おおっ今年は振り袖の新成人が神輿に乗っています。去年乗った女性は半纏でしたし、一昨年は中止ですから丸三年ぶり「振り袖神輿」を見ることができました。写真は海にはいってからでいいや。と思って写真を撮らなかったのですが、残念無念。振り袖の女性は神輿が海に入る直前におりてしまいました。やはり塩水がかかったら後始末が大変でしょうからね。でも膝と腰で調子をとりながら優雅に振り袖を振って神輿を仕切る姿はなかなかの者でした。

 いよいよ海に入ります。ぴりぴりとした刺激が足・脛・股・腰・胸とあがってきます。はっちゃん達の担いだ諏訪睦の神輿は腰からせいぜい胸のあたりまでしか入りませんでしたが、鳳龍睦は沖まで行きすぎ足下をすくわれたようで神輿を海に落としてしまい、担ぎ手全員が頭まで海に入って担ぎ上げました。あれは寒かったでしょうね。

「あっ 神輿が海中に」

「立派に立ち直りました」

 とくにそのあともう一度神輿の上に乗った連中には、六尺一丁の濡れた体に遠慮なく冷たい風が吹きつけます。でも彼らは今日の花形新成人。ふるえながらも気合いと若さとプライドがかろうじて持ちこたえさせてくれたようでした。

 海からあがってしばらく揉んで、からだがさらに冷え切った頃にようやく木が入って手締め三本。まっしぐらに焚き火に駆け寄り振る舞いの豚汁で人心地つきます。やっと歯の根が合ってきます。あとはおさだまりの見物人のカメラの嵐。若い連中や墨を入れた連中はもちろん、はっちゃんの赤褌をカメラに納めてくれた人がいました。そしてさっきの振り袖の女性はTVのインタビューを受けていました。

 担いだ時間は30〜40分。豚汁を飲んだのは2時少々。旅館へ入って風呂へ入ったのは2時半頃。小田急のロマンスカーに乗ったのは2時55分。車中でゆっくりビールを飲んで今日の神輿が終わりました。

 

        はっちゃんQZM02610@nifty.ne.jpでした。




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