【神輿みたまま】新橋烏森神社例大祭 平成12年5月5日

★ 情報提供者:はっちゃん

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 こんばんは。ゴールデンウィーク真ん中の3日4日は庭いじり等でおとなしくしていたはっちゃんですが後半の3日間は、ちゃんと神輿して来ました。

最初の報告は5日(金)の烏森神社からです。今年は2年に一度の本祭りです。

集合時間10時ギリギリに新橋駅に着き、祭典本部となっている桜田小学校へ急ぎます。といっても実は新橋の桜田小学校小学生が少なくなって廃止され、今は生涯学習センターとかに名前が変わっているのではありますが。

 手早く支度をして駅前広場へ神輿を見に行きます。台輪で4尺2寸の大神輿が前日の午後8時に御霊を入れて新橋駅広場の蒸気機関車前に安置してありました。ここんとこ鎌倉・根津・赤羽とパレードの神輿ばっかりでしたが、今回はちゃんと御霊が入った神輿です。烏森神社の神輿の特徴は大きさもさることながらなんと言っても切り妻と入母屋がくみあわされた八棟づくりの屋根と上に載った真っ黒いカラスの小鳥です。堂々とした迫力。本格的な神輿シーズンの先駆けとなる立派な神輿、しばし見とれます。

 

 ここの神輿は正規の神輿丁として宮半纏・紺足袋・紺股引の赤鉢巻き組と自前の半纏の白鉢巻き組がいます。赤鉢巻きは赤字に白で「烏森神社」と染め抜かれ専ら警備役で宮入以外は一切担ぎません。また白の鉢巻きは赤い文字で「烏森神社」と入り担ぎ手ということになっています。そのほかに員数外の鉢巻き無し組がたくさんいます。今日の祭道のメンバーは会長、K副会長、顧問、若頭が赤鉢組、多摩からいったT副会長とK君、Mちゃん、はっちゃんは員数外の鉢巻き無しとなりました。鉢巻き無しでも宮出しの時の前棒以外は自由に担ぐことが出来ますから気にすることはありません。

 11時から始まった白梅太鼓が終わり総代の挨拶が始まる頃にはもう騒然としてきました。例年のことですが。はやくも白鉢組が棒にとりついて眼を血走らせています。あっ白い半纏がいる左肩の前棒へ黄色い半纏がつっこんでいきます。お定まりのバトルが.....。どさくさに紛れてはっちゃん達はしっかり左肩の真ん中にとりつくことが出来ました。鉢巻きなんかなくてももう大丈夫。後は神輿があがるのを待つだけです。

 定刻11時半手締めで大神輿があがります。宮出し執行。ここの神社は境内が極端に狭いので駅前のニュー新橋ビルを一周する事で宮出しとしています。(このニュー新橋ビル、闇市跡地の再開発なんだそうですが)

「宮出し」

 むうぅ...ものすごい人の力。全身が押されます。でもこの迫力が大神輿の醍醐味です。しばし行ったところで棒から抜けてお後と交代。抜けるだけでも腹巻きに入れた眼鏡がつぶれそうになりました。でも今年は割合整然と渡御しています。一昨年は神輿が一回転したり見当違いの方向へ進みそうになったりしましたから。担ぐ前に一発あったから毒気が担抜かれたんでしょうか。

 約30分かけて宮出し完了。しばし休憩・ビールタイム。

 「かわいいでしょう」

 12時半ごろから神輿は町内渡御に出発です。今度は先ほどとはうって変わって和気藹々とした雰囲気で担ぎます。会ごとに前に入ったり後ろを担いだり。連休ど真ん中のオフィス街。勤め人は少ないのですが、それでも裏通りに入れば住んでいる人はいるようで洗濯物が干してあるビルもあちこちにあります。日頃新橋界隈をうろうろしているはっちゃんですが、昼間にゆっくり眺めてみると思わぬ発見がありますね。

 はっちゃんの勤め先へ休日出勤のメンバーに慰問のアイスクリームを届けたり、ちょこっと床屋へ行ったりしながら、のんびり担いで一日過ごします。

  

 最後の宮入りは例年通り前を赤鉢巻き組が固めて、後ろを同好会が担ぎます。十分な盛り上がりを見せながらも、整然とした担ぎで無事宮入終了。三本締めたのは午後5時過ぎでした。

    はっちゃんQZM02610@nifty.ne.jpでした。

 




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