【神輿みたまま】湯河原 海開き

★ 情報提供者:はっちゃん

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 こんばんは はっちゃんです。6月最終日曜の29日、神輿してきました。
 前回行ったのが6月8日ですから、神輿に行かなかったのは中二週で、しか
もそのうち一週は神輿仲間の誘いでラベンダーを見に行ったりしているのです
が、それでも、「すごく久し振り」という感じがしてしまったのはどうしてで
しょうかネ(^_^)!
 この日は、神奈川県の西の端「湯河原の吉浜睦さん」に御邪魔したのです
が、ここは「祭道」がいつも行っている所ではないのです。今回はっちゃんが
御邪魔できる事になったのは「祭道」がここ2〜3週間オフなので、ネット仲
間のZさんに「どこか、行けるところがないか?」とお願いして、オーケーが
でたものです。まるで「神輿中毒」みたいですね。
 日曜日の朝7時。眠い目をこすりながら蒲田駅に集合です。はっちゃんが自
宅を出たのは朝5時半です。自分で言うのもナンですが、好きな事じゃなかっ
たらなかなか出来ませんヨネ。
 一緒に行ったメンバーの車に相乗りさせてもらって、湯河原に着いたのは、
9時少し廻ったころだったでしょうか。仕度をして、湯河原唯一の海水浴場
「吉浜海岸」に行きます。
 心配した台風も前の日に通り過ぎて、すっきりと晴れ上がった、浜辺にはも
う沢山のサーファーや海水浴客がいます。昨日の台風の所為でしょうか。海開
き当日と言うのに、どの浜茶屋も、小屋の組み立て工事の真っ最中。まだ、屋
根もできていない茶屋もあります。
 
 今日は、浜開きとして、神輿のほかに、子供会の砂浜に絵を描くコンテスト
や大人の手作り筏コンテストも行なわれます。子供達はすでに、砂浜に仕切ら
れた白線の中をキャンバスに、一所懸命穴をほったり、砂を盛ったりしながら、
砂のアートを創り始めています。大人達もペットボトル、発泡スチロール、ベ
ニヤなどで作った筏を持って待機しています。
 10時過ぎから、神事が始まります。
 神輿は祭壇の正面に据えられています。神輿の駒札は「素鵞」とありまし
た。平屋台、延べ屋根で、台輪で2尺3寸位の素木の神輿です。
 はっちゃんはこのすぐ近くにある素鵞(すが)神社の神輿だと思ったのです
が、後日神社に電話で確認したところでは、「この神輿は素鵞神社の神輿では
なく同好会、素鵞会の神輿だとおもう。素鵞神社の祭は、8月で、本社神輿は
出るが、海中渡御はしない。また素鵞神社の御祭神は素盞雄の尊だ。」とのこ
とでした。
 神事が終わって担ぎ始めます。担ぎ棒は4本で、箪笥も無く、湘南流のどっ
こい神輿ではありません。どっちかというと江戸前です。
 しばらく本部前を練っていますが、そのうち真直ぐ海に入っていきます。昨
日の台風の影響で波が非常に荒く、神輿が横波を受けて大きく流されます。神
輿も担ぎ手も、何度も頭から波をかぶります。気の毒なことに波に眼鏡をさら
われた人も出ました。
 海の中も波で大きくえぐられているようで、急に深くなったり、浅くなった
り、足元が定まりません。「ウッ、塩ッペェ。さすがは海だ。」なんて馬鹿な
ことを考えながらひたすら担ぎます。海岸線に平行に、砂浜と海中とを二度程
行き来して、担ぎ終えました。
 台風一過の真夏日にふさわしい、気持ちのいい渡御です。時間にして30分そ
こそこと思うのですが、砂地ですから、結構足に来ました。梅雨開け宣言こそ
まだ出ていませんが、いよいよ夏本番と言った感じの神輿でした。
 午後は、湯河原名物「こごめの湯」にはいって、ゆっくり帰りました。

 そうそう、今回つくづくこの世界も狭いと感じたお話をひとつ。
 朝蒲田の駅で初めてZさんに会ったとき、(今まで、メールでは親しくお話
ししておりましたが、実際お目にかかるのはその時が初めてでした。)Zさん
やはっちゃんの、先達さんにもお会いしたのです。が、その人は、深川八幡の
祭のときに、いつも祭道がお世話になっている、Rさんその人でした。この世
界、結構狭いとびっくりしました。
 そして、Rさん、祭道のM会長、N会長代行の間で「私がこの祭に参加する
件」に関して電話で連絡をとりあって、話をつけてくれていたことです。
 祭ですからいろんな事が在ります。この世界相当荒っぽい人もいますし。全
く会ったこともない男を連れて行くには、それなりの用心が必要ですから、当
然の段取りなんでしょうね。

 はっちゃんがいろんな祭に行って楽しませてもらえるのは、いろんな人のお
陰と理解があるとつくづく感じたこの日でした。

    はっちゃん @NIIZA saitama QZM02610 でした。




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