【神輿みたまま】アトリウムの神輿

★ 情報提供者:はっちゃん

トップ >> LIB05 はっちゃんの祭見たままリポート トップ >> 当ページ


 こんばんは はっちゃんです。
 土曜日に岩手からもどったはっちゃんは翌2月16日(日)は神輿の予定が入っ
ていました。新座市のすぐ隣、東久留米市で新しい市庁舎が出来たので、その
落成祝いに東久留米の同好会(下里巴睦と氷川睦)が主催して、神輿を出す事
になっていたのです。
 でも、16日は朝から雨がザンザン降りでした。多少寒いのは我慢できても、
この時期氷雨の中神輿を担ぐ訳には参りません。ついに朝10時過ぎに中止の電
話が来ました。
 準備した人達の無念さを思いながらも、朝刊を読み、遅い朝ご飯を食べるう
ち、雨が少しづつ小振りになってきたんです。ついに神輿の出る予定の1時に
は、雨がやんでしまいました。ひょっとして.....と思っていると案の定「神
輿が出ることになった。みんな集まっているからすぐ来い。」との電話がかか
ってきました。
 そうと決まれば話しは早い。10分もかからず、神輿の支度は完了。半纏に股
引きのままで、自転車で東久留米市庁舎にかけつけます。(幾らなんでも締め
込みのままで、町中自転車で行く訳には参りませんし、それに風を切るのはす
ごく寒いのです)
 新しい市庁舎に着いてみると、なんと市民ホールのガラスで出来たアトリウ
ムの中で、担いでいるんです。やや小振りの万灯神輿に、4階分吹き抜けのア
トリウムですから、空間的には充分なのですが、いかんせんやはり狭い。担ぐ
足並みもほとんど前へ進まずに、足踏みしながら担ぐ様な感じです。
 30分位づつ2回担ぎ、その間に巴太鼓の奉納があって、この日の神輿渡御は
終了してしまいました。
 直会のときの挨拶によると、当初は2会で2座出す予定だったのが、朝の雨
で無理となり、小さいほうの万灯神輿だけ、ホールの中で組み立てたのだそう
です。で、雨がやんでも、組み立ててしまった神輿は、玄関から出ることが出
来ず、珍しい「アトリウム神輿」となったような次第なんです。
 ずっと準備してきた祭り野郎の執念が渡御させた神輿でした。でもこれが
きっかけで、来年からはちゃんと祭りが出来るようになるといいですね。



目次へ