【神輿みたまま】内藤新宿300年祭

★ 情報提供者:はっちゃん

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 こんばんは はっちゃんです。
 例年ならとっくに神輿シーズンは終りなんですが、今年は、新宿区で「内藤
新宿300年祭」という催しが行なわれていたようでして、そのファイナルパ
レードが、11月28日(土)に行なわれました。
 
【事前の情報】
 この神輿の情報は、11月はじめ、いつもお世話になっている、Zさんのホー
ムページに「11月28,29日に新宿で神輿が出るようだ。詳細は未定」の一行を
見つけたことから始まりました。
 さっそく、「祭道」のN代行に聞いて見たのですが、未だ情報が入っていま
せん。11月8日の国分寺でも、いつも写真をとっている彼は知ってましたが、
ほかには情報が、ほとんど入っていないようでした。
 で、Zさんに情報が入ったら知らせてもらうようお願いして.....。
 
 Zさんからの待望のメールがはいりました。
>>情報が入りましたので 連絡します。
>>内藤新宿300年祭ファイナル・パレード
>>11月28日(土)午後12時30分から3時30分
>>新宿通り(新宿1丁目ー新宿2丁目ー新宿3丁目ーアルタ前)を町神輿5基、
>>宮神輿4基にて渡行。
>>新宿町神輿 1.氷川神社(下落合連合睦神輿) 
>>      2.中井御霊神社(中井睦神輿)
>>      3.筑土八幡神社(筑土自治会神輿)
>>      4.穴八幡神社(若松町神輿)
>>      5.市ヶ谷亀岡八幡宮(薬王寺町神輿)
>>新宿宮神輿 1.花園神社 
>>      2.赤城神社 
>>      3.須賀神社 
>>      4.熊野神社
>>
>>町会半纏のみのようです。 入手困難で四苦八苦してます。

ということでした。これは素晴しい。半纏が少ないということは、もし、入手
できれば、バトル無くゆっくり担げるということ。
 ウッー!是非行きたい!担ぎたい!!
 
 結局、「半纏なんとかなりそう」の情報が入ったのは、N代行の店で飲んで
いるときに「Rさんルートで手に入った。集合は28日11時 新宿末広亭」との
「祭道」のOさんからの電話です。
 水曜日。神輿パレードはもうすぐそこまで来ていました。

【末広亭前】
 11月28日(土)11時に行ってみると、いつものRさんを中心としたグループ。
Zさん、Sさん、Uのおやじさん等々全員がどっかで会ったことがある人達で
した。「祭道グループ」はOさん、Mさん、S嬢、T君、はっちゃん、「武野
會」から一人。やはり、土曜日の昼ですし、半纏の入手が難しいのと相まっ
て、やや少なめといった感じかな...。
 Rさんから廻していただいた半纏は「花園神社」が2枚、「熊野神社」が2
枚。総勢6人で廻すのですから、充分すぎる位の枚数。締め込み禁止の直前情
報により、この日のはっちゃんは、白ダボ・白股引・白足袋の支度です。

【新宿1丁目】
 支度をして、新宿通りを四ツ谷方向へひたすら歩きます。
 新宿1丁目あたりまで行くと、おっ神輿が並んでいます。
Zさんの情報通り、最初は町神輿5基。続いて、花園神社のお囃子の山車が入
って、本社神輿が4基並んでいました。

 神輿が上がるまでに少々時間が有りますから、じっくり神輿を鑑賞します。
 宮神輿の魁は花園神社の神輿。
 この神輿、今年は担げませんでしたが、一昨年に雷電神社の神輿と一所に担
いだことがあります。有名な「ん億円」3尺5寸の大神輿。渡御用の鳳ですか
ら眼にダイヤこそ入っていませんが、尾羽には宝石や宝玉らしきものがつけら
れています。おそらく、神社に納めてある本物の鳳にはダイヤ・珊瑚・めのう
なんぞで飾られているんでしょう。景気のいい時代もあったもんですね。屋根
は延べ屋根黒漆、囲垣は赤の勾欄造り、堂は素木の稲荷社の神輿です。

 続いて、赤城神社。黒漆塗りの延べ屋根。勾欄造りの渋い感じの機会があっ
たらゼヒ担いで見たい神輿でした。台輪は3尺3寸あるんだだそうです。

 3番手は、須賀神社の神輿。屋根は延べ屋根、屋根も堂もすべて金色の仕上
げで平屋台、赤い漆塗りの囲垣がキリッと堂廻りを引き締めているあでやかな
神輿です。

 殿は、西新宿熊野神社の神輿です。二の宮が出ていました。二の宮とはい
え、小唐破風の屋根は大きくむくり、化粧たる木を何段にも組んだ手の込んだ
平台造りの神輿です。大きさは2尺7寸くらいだったんでしょうか。造りの豪
華さは、ほとんど、一の宮の貫祿の押出しです。宮本重義謹製の銘版が立てら
れていました。

【江戸前担ぎと四ツ谷担ぎ】
 最初はS嬢、T君、はっちゃんの三人が花園神社の半纏を借ります。半纏は
やまぶき色に背中に稲荷紋と「のし」が大きく白で抜かれています。襟は茶色
に花園稲荷神社と三丁目の文字が染め抜かれていました。指定の鉢巻きは緑地
に白水玉、しかもそれにピンク色のリボンを絡ませるのがきまりです。町会に
よってリボンの色が違っていて、担ぐ区間と棒の位置が決まっているようです。
新宿三丁目は右肩の本棒でした。ピンクが前棒を担げる区間で、T君はRさん
に端棒に入れてもらいました。
 花園神社はもちろん、いつもの江戸前担ぎでした。

 途中で半纏を交代。こんどははっちゃん達が熊野神社に取りつきます。熊野
神社の半纏は西新宿谷中睦の半纏でした。
 熊野神社は千鳥足でかつぐ神輿でした。「オイサ、オイサ」の掛け声と鉦の
音にあわせて、足を小刻みに動かしていきます。やや爪先だって小刻みに足を
運んでいくのは、慣れない身には大変厳しいものがありました。端棒は、両手
を後に廻して、首の所で棒を支え、体をそり返るように後ろへ倒して体を棒に
預けるようにして担ぐ、大変特徴のある担ぎでした。この担ぎ方「四ツ谷担ぎ」
というんだそうです。後で教えてもらいました。
 本当は、熊野神社の半纏では須賀神社はいけないらしいのですが、須賀神社
の千鳥足も一緒に担がせてもらいました。須賀神社は今日だけ、六点棒にし
て、大勢の担ぎ手が神輿に付けるようにしたんだそうです。
 はじめての千鳥足で二基も担がせてもらいました。ホントチドリアシハキビシカッタデス

【ファイナルパレード】
 新宿一丁目を出発した神輿パレードは、伊勢丹交差点の少し前で小休止。
 はっちゃんはもちろん、伊勢丹に缶ビールを買いに走ります。せっかくデパ
ートで買うんですから今日はちょっと張り込んで「銀河高原ビール」の缶とシ
ャレてみました。
 伊勢丹交差点で休憩の後は、一気に新宿どまん中。
 伊勢丹、三越、紀伊国屋.....大観衆の前をあっという間にスタジオアルタ
まで、パレードした「内藤新宿300年祭」でした。晴天に恵まれた、ゴキゲ
ンな今年最後の神輿でした。
 
    はっちゃん @NIIZA saitama QZM02610 でした。



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