【神輿みたまま】鳥越神社・千貫神輿 平成11年 6月 6日

★ 情報提供者:はっちゃん

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 6月6日の午後3時少し前。はっちゃん達は半纏を着替えて鳥越祭りに仲間
入りします。
 
 蔵前の宮元から10分少々歩いた所に、三筋北町会の神酒所があります。
 町会神輿が最後の渡御をしているところでした。台輪で2尺3寸。延べ屋根
平屋台の神輿です。せっかくですから後ろへ入れてもらいます。寄付をもらっ
た所、役員の自宅などに一ケ所一ケ所挨拶して回る町会神輿の渡御でした。

 3時半になりました。町会神輿の渡御が終わり、いよいよ本日の山場。鳥越
神社の本社神輿、俗に言う千貫神輿の町会渡御の時間が迫ってきました。町会
の役員(鳥越の祭りでは「睦」)から担ぎ手へ注意が言い渡されます。
 いわく。本社神輿の渡御が予定より早まり4時10分位になりそうな事。それ
まであまり散らない事。担ぎ方については次の集合後指示を出す事、等々でし
た。
 しばらくのんびりとした祭りの時間が流れます。N代行一家が初孫をベビー
カーに乗せて登場。まだ人見知りもしない頃から祭りの英才教育ですね。でも
N代行の奥さんとお嬢さんはおむつの交換やおっぱいの世話で何かと大変そう
ですが、N代行はお孫さんと一緒に子供神輿のお菓子をもらって御機嫌でし
た。いいですね。親子3代祭り気分です。
 
 時間になりました。担ぎ手の目の色がかわってきて神酒所前集合です。去年
は春日通の広いところで神輿を受け取った町会ですが、今年は狭い裏通りで神
輿を受け取る事になるので、役員さんの緊張も一塩のようです。
 まず、最初に同好会のメンバーだけが先に集合するように言われ、会毎に一
列にならびます。この町会は去年から変わったのですが、神輿の左右の外棒は
町会に登録された同好会専用。そして、左右それぞれ前・中・後で入る会が決
まっています。なかなか厳しいですね。

 祭道は町会扱いなので、左右の中棒につく事になります。もちろん町会の子
供達(ほとんど高校生ですが)が優先で、我々「括弧付き町会」は後ろに並び
ます。
 御神幸行列が来ました。旗がきて、神主がきて、神輿がきます。千貫神輿。
台輪で4尺3寸の大神輿。チャラン、チャラン瓔珞の音もひときわ見事です。

 栄久町会から三筋北町会へ神輿が引き渡されます。これから25分間が本日の
クライマックス。一部走り出した担ぎ手もいましたが、大勢としてはきれいに
神輿に入りそうです。
 はっちゃんははじめ前棒をめざしたのですが、どうも無理そうで、N代行に
ついて後棒に回りました。後棒に回ってみると、神輿の脚の係りが、大泉北野
神社の世話役さんでした。「アッどうも」まあこれでなんとかなりそうです。
 拍子木が入って一気に神輿があがります。神輿が後ろへ下がる瞬間にうまく
後棒へ入り込む事ができました、あとは棒にしがみついた手をはなさずに、体
を滑り込ませるだけです。セイヤ、セイヤの拍子にあわせて体を入れていきま
す。何秒かのちに体が入りました。去年はほんのちょっとだった棒に今年はし
っかりと着くことができました。

 何分経ったんでしょうか。5分。いいやほんの2〜3分なんでしょう。息苦
しさを感じて、棒をぬけ後ろで待っていた連中と交代しました。息を切らしな
がら、預けてあったデジカメを受け取って、写真を撮ることにします。今年は
去年よりいい写真がとれた...カナ?


 後半の10分、はっちゃんの半纏を、H会のMac野郎に貸してやりました。(
彼ははっちゃんのかみさんや娘と同じでiMacユーザーなんです。)我がMac野
郎は5分少々の間に左右の両端へ入ってきたんだそうです。若いな〜。

 梅雨入りといいながらも晴れ上がった充実した一日が終わりました。
 
 
    はっちゃん @NIIZA saitama QZM02610 でした。




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