11時半集合で、渡御の安全を祈願する神事が始まります。
神輿の堂の戸が全部なくなっていて、お社の中が丸見えです。神輿の中に紙
で造った御幣が据えてありました。先程御霊移しの神事が行われていましたか
ら、あの御幣が御神体なんでしょうか?神主さんの丁寧なお払いの後、玉串奉
典。氏子総代、各同好会長はもちろん、交通安全協会から、狭山警察署まで呼
ばれました。警察の玉串奉典は珍しいですね。担当の警官も初めてらしく、神
主さんに段取りを小声で教えてもらいながら無事神前に榊を奉納しました。
神事の後、閂かわりに神輿の堂にきっちりと晒を巻いて、いよいよ渡御開始
です。あれあれ?いつもはまっ先に一杯になる前棒ががらがらですね。そのわ
けはすぐにわかります。神輿があがってすぐ八幡様の前で神輿を一差した後、
神輿は境内を出て行きます。ととたんにホースの水が飛んできます。オヤオヤ
いつも端棒争いをしている連中が今日はホースの先端をにぎって水賭けごっこ
ですね。参道をおりて、最初の町会の集会所に差し掛かった時には、もうバケ
ツの水がバシャバシャ、ホースがジャンジャン。神輿に取り付いている連中は
頭から足袋迄びっしょりです。
渡御の沿道沿いの民家では、ホースを構え、バケツを持った氏子さんが待機
して、我々担ぎ手に頭から水をかけてくれます。それどころか、半纏を着た連
中が神輿の先回りして、沿道の民家を尋ね回って、水を所望してしている始
末。梅雨明け間近の曇天のこの日、神輿を担ぐには蒸し暑すぎる陽気。水をか
ける方もかけられる方も、快適な一瞬なんです。
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