LIB7 お祭りの意外と知らないコト

第18回 祭りの参加方法 よさこい(YOSAKOI)祭り編


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どんな業界にも「中の人は当然知ってるが、普通の人は知らない」ことがあります。

お祭りの世界にも、そんなトリビアがきっといっぱいあるはず。
このコーナーでは「お祭りの意外と知らないコト」を紹介していきたいと思います。

現在、お祭り情報メルマガ『わっしょい!全国版』にて連載中。

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第18回は、「参加できる祭りの傾向と対策 その3 よさこい(YOSAKOI)祭り編」です。

6月上旬に北海道でYOSAKOIソーランが、8月には高知でよさこいが行われるということで、今回は、全国各地に広まった、いわゆる「よさこい系」の祭りへの参加方法についてご紹介します。

よさこい系の祭りは、一言で言えば「踊る祭り」。
運営側ボランティアに志願するのでなければ、祭りに参加する=踊る、ことになります。

踊りで祭りに参加してみたい場合、大きく分けて2つの選択肢があります。

 1.当日飛び入り、または当日参加専用チームに参加
 2.チームに加入し、練習を重ねる

まずは1.の「当日飛び入り、または当日参加専用チームに参加」。

ほとんどのよさこい系の祭りでは、どこでも自由に飛び入り可能というわけではありません。
祭りによっても異なりますが、札幌のYOSAKOIソーランでは、「ワオドリスクエア」と呼ばれる飛び入り参加専用エリアにて一緒に踊ることができます。

高知のよさこい祭りでは、「市民憲章よさこい踊り子隊」にて飛び入り参加可能。
また事前申込みが必要ですが観光客向けの当日参加専用チームとして「あったか高知踊り子隊」というのもあります。

例えば市民憲章よさこい踊り子隊の場合、事前申込み不要で指定の集合場所にて当日受付、簡単な練習の後、町に繰り出して踊ります。 紙はっぴの実費が必要、鳴子は各自持参とのことです(現地調達可)。

2012年度のデータですが、集合場所と日時、参加方法、費用などは以下のリンクが参考になると思います。

 ●市民憲章よさこい踊り子隊
 ●あったか高知踊り子隊

よさこい・YOSAKOIソーラン以外の祭りへの個人参加は、各祭りの公式サイトを参考に情報を探してみてください。

つぎに2.の「チーム加入」。

できれば、本格的にチームに加入する前に、実際によさこい系の祭りを見物して、祭りの内容や仕組みを把握しておくことを強くおすすめします。

チームの探し方ですが、例えば

・地域、学校、職場内のチームに参加
・友人知人が所属するチームに誘われて参加
・当日祭り会場で探す(参加は次回の祭り以降になる)
・ホームページで探す

などがあります。

上記2つは特に注釈の必要はないかと思います。
祭り当日、会場では、チームの団員募集をしているチラシやポスターをよく見かけます。また、実際の踊りや衣装、年齢構成やチームの雰囲気などを見ておくことは非常に勉強になり、チーム選びの参考になります。

ホームページで探す場合、検索キーワードとしては
 「よさこい チーム (地域名)」 例:よさこい チーム 東京
のような探し方をすることが多いと思います。
また、祭りの公式サイトやチームリンク集サイトから団員募集コーナーへとたどる手もあります。

チームによって、年齢層・性別・踊りのレベル等、さまざまです。
よさこい系は激しい踊りが多いのでどうしても、10代から20代までが中心のチームが多くなります。そこでチームの年齢層の見極めは重要です。
シニア限定・女性限定・車いす限定などのチームもあります。

また、よさこいのチームに加入すると、会費の他に衣装代や旅費など、意外と費用がかかることも念頭に置く必要があります。

入賞常連のハイレベルなチームだと、

・内部の選抜で勝ち抜かないと本番の祭りに参加できない
(本番に出場できるのは1チームで100〜150名程度まで)

・練習時間や祭り参加に多くの時間をとられ、学業や本業に支障が出る
(毎週のように全国の祭りやイベントに招待されるセミプロチームもある)

ということもありえますので、自分のレベルや楽しみ方と相談の上、体験入会なども活用して慎重にチームを選びましょう。



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