祭りの宿予約|お祭りの意外と知らないコト 第5回

第5回 祭りの宿予約


第5回は、「祭りの宿予約」です。

GWや夏休みなど、祭りの日となれば、宿と交通機関の予約が困難を極めるもの。

これを話すと、私自身も宿がとりにくくなるので今までごく一部でしか話してこなかったのですが、当サイト読者のためだけに、そっと公開。

祭りの場所や時期など条件に応じて、いろんな方法があります。

1.祭り観戦ツアーを利用

大手旅行会社は、ねぶたなどメジャーな祭りの時期に大量の宿をおさえており、そうした「資産」を利用して祭り観覧ツアーを企画しています。かなり割高ですが、申し込みさえすれば宿と交通機関の予約が一気に解決するので、どうしてもという方にはおすすめです。
東北夏祭りとか、高山祭りとか、おわら風の盆などのツアーがよく発売されています。

2.キャンセル待ちにかける

予定変更で行けなくなった人や、上記の大手旅行会社などが、キャンセル料金が高くなる直前に余剰分の予約を放出することがあります。
そうした時期を狙って予約するという手もあります。直前でもあきらめないで聞いてみましょう。

くれぐれもよい子のみなさんは、キャンセル待ちにかけて宿の確保をせず現地に行くなんてことはしないようご注意を。

3.普通の出張パック

札幌、東京、京都、大阪、岡山、福岡、那覇など都市圏だと、宿泊と交通(飛行機・新幹線など)がセットになった、いわゆる出張パックを申し込む手もあります。フリープランツアーとも呼ばれます。往復正規運賃よりも安く1泊できる商品も多いです。
パックといっても添乗員や集合場所はなく、申し込み時に受け取った乗車票や航空券を手に、当日直接駅や空港に行き乗車/搭乗。宿泊クーポン券で宿に泊まります。

大手旅行会社・航空/鉄道系旅行会社(ジャルパックやJR東海ツアーズなど)のほか、楽天トラベルなどネット系旅行会社でも扱っています。
例:
ジャルパック(JALの出張プラン) 
JR東海ツアーズ(新幹線出張プラン) 
楽天トラベル 楽パック(ANAの出張プラン)

4.ネット系旅行会社

最近はネットや携帯電話の普及によりこの手も使いにくくなりましたが、まだまだ穴場です。最近でも、ゴールデンウイークさなかに青柏祭へいくため、和倉温泉の宿を直前にネットでおさえることができました。出張パックとは違い、宿だけの予約もOKです。
例:
楽天トラベル
じゃらんnet

5.近隣の宿をおさえる

祭りのエリアから列車で30分から1時間ほどの近隣都市で宿がとれる場合があります。

例:
札幌→小樽
青森→浅虫温泉
弘前→青森(ねぷたの時期は代替不能)
高山→下呂・飛騨古川・奥飛騨温泉郷など
京都→大津または大阪

例えば「祭りカレンダー 京都版」でも、宿へのリンクで以下のような書き方をしています。
●とりにくい京都の宿を楽天トラベルで今すぐ予約→ 京都市内 大津周辺 大阪梅田駅周辺

6.夜行列車・夜行バスの利用

どうしても宿を取れない場合、夜行バスや夜行列車を利用して帰路につくという手もあります。
通常、夜行バス・夜行列車は全席指定なので予約はお早めに。祭り時期の臨時列車情報は、冊子の時刻表に詳しくあります。書店または駅・旅行代理店にて。

例:
高速バスネット(JRバス) 
発車オーライネット(民営路線バス) 
高速バスドットコム(ツアーバス) 

※「ツアーバス」は一般的に格安ですが、路線バスとは違い旅行商品扱いのため、集合場所や申込み・便変更・キャンセル時の扱いに要注意です。
一般的に直前(乗車3日前以降)のキャンセル料は高額で、片道使用後の往復券は返金なしが普通です。

7.テント村

青森ねぶたなどでは、バイクのりなどのためにテント村が開かれることもあります。テントがはれる場所の祭りならこの手も有効でしょう。
くれぐれも、離島や自然公園地区など、テント禁止区域でテントしないようご注意を。

8.知人・友人・親戚の家に泊まる

「祭りが地元の人のためのもの」という原則にたてば、ある意味最も王道なやり方ともいえます。
あとは、いかに全国に知人を作るかどうかが問題になります。

9.番外編:夜通しの祭り

お盆時期の郡上おどりには「徹夜おどり」があります。ロッカーに荷物を入れることさえできれば、宿を確保する心配はいりません。


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