蘇民祭とは


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おもに岩手県周辺で行われている裸祭りの一種。1000年以上の歴史を誇り、かつては日本全国各地で行われていた。

「蘇民袋」とよばれる麻袋を、大勢の裸男たちが奪い合う祭り。蘇民袋の口を最後まで握り続けた者は「取主(とりぬし)」として栄誉を受ける。

なかでも黒石寺(こくせきじ:岩手県奥州市水沢区)のものが有名。旧暦正月七日夜から、その翌朝にかけて行われる。(従って新暦では毎年開催日が変わる)

黒石寺の場合、かつては全裸での参加が原則であったが、露出目的での参加者が増え、さらに全裸のビデオがアダルトサイトで流布されたことなど風紀上の問題が生じたため、警察の指導もあり、現在では褌の着用が義務づけられている。
また、2008年には、JR東日本が蘇民祭の観光ポスター掲示をお断りしたという事件も起こっている。

今では、黒石寺のものをはじめ、岩手県全体の蘇民祭が国の無形民俗文化財に指定されている。


●公式サイト
妙見山黒石寺

●関連ページ
はっちゃんの祭り見たまま 106 黒石寺 蘇民祭 平成12年 2月11,12日

●関連サイト
和田フォト 黒石寺蘇民祭 (いきなり音鳴ります注意)
岩手日報 黒石寺蘇民祭のポスターお断り JR東

●関連グッズ
クイズ!紳助くん〜なにわ突撃隊 傑作選〜 (黒石寺蘇民祭の突撃取材もあります)


謎解き祭りの古代史を歩く






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